家づくりの考え

家は日常を包むものだから自然でシンプルに

国産無垢と自然素材を使う

自然の恵みを活かす

太陽熱と薪ストーブ

暮らしの中でいつも肌に触れる感触を大切にしたいと思っています。無垢の床は傷だらけになっても安っぽくならずに色艶が増していき、真っ白に見える漆喰は床から反射する光で柔らかな色合いになります。穏やかな光が入り涼しい風を感じる。陽だまりが暖かく床の固さが心地よい。そんな何気ないあたりまえの日常を快適に暮らせる家を設計しています。肌触りの良い木の家で自然の恵みを感じながら暮らしてみませんか​。

ほとんどの住宅で構造材には国産無垢材使っています。土台はヒノキ、柱梁その他の材はスギ。八溝、紀州、天竜、小国、埼玉などの産地を指定することもできます。無垢の床板と漆喰壁は二十年前から事務所定番の仕上げ材です。家も暮らす人と一緒に年をとっていきます。古くなっても時を経た良さが感じられる家は、永く住み続けたいと思うことができます。

古い日本の家屋は自然の恵みをうまく利用していました。軒が深いことで夏の強い日差しを遮り、冬には日脚の長い陽の光を室内に採り入れていました。また、周囲に植えた落葉樹・常緑樹を上手に利用して四季の変化に呼応した暮らしを営んできました。これらを今の住宅にそのまま採り入れることは、コストや防火上の規制、敷地の広さなどから難しいのですが、できるだけ太陽、風、などの自然の働きを活かし現在の技術と融合させた快適な住宅を設計したいと思います。

太陽熱を使い床暖房する「OMソーラーの家」を23軒、「そよ風の家」を46軒、薪ストーブを使った家を56軒など、自然エネルギーを利用した住宅をたくさん設計しています。これらは自然の恵みを感じながら家中を暖かくしてくれる快適な暖房方法です。薪ストーブは周囲の状況や、住み手のライフスタイルなどにより全ての方にお勧めはできませんが、採用したい方にはていねいなアドバイスをし、設置後の焚き方や薪の手配など十分なアフターケアもしています。

カビと凍結を防ぐ週末住居

小さな山小屋での週末住居暮らしの体験を活かして設計した山荘が、山梨、長野、栃木、静岡、福島などに20軒以上あります。留守中でも太陽熱を利用して室内の自然な換気とやわらかな暖房により、閉めきりの別荘にありがちなカビや凍結のリスクを少なくすることができます。

木々設計室 一級建築士事務所/松原正明・樋口あや