杉並の家 III

2018.07

2017年に引き渡した杉並の家に一年点検のため訪れました。

7月の暑い日でしたが、稼働していたのは二階のエアコンのみで家中十分過ごせる室温です。先の冬には毎朝薪ストーブに火を入れ、その後は一階の床下に入れたエアコンの暖房だけで一日暖かく過ごせたそうです。床下エアコン暖房が有効に働くのを確かめることができました。

薪ストーブと床下エアコンを使った全室暖房を試みています。シンプルな仕組みで、エアコンが壊れたら取り替えるだけ。ランニングコストも少なくて済みます。

 

二階に置いた薪ストーブで暖まった空気は上昇し、天井際にあるダクトファンから縦ダクトにより1階床下へ送られます。ダクト下に置いたエアコンで加熱し床下全体へと暖気が広がり、コンクリートに蓄熱しながらスリットから各部屋へと出て、さらに階段を上昇し二階へ戻る、の繰り返しで家全体を暖房します。

エアコンは温度センサーが本体ではなくリモコン側に持ってこられるものを選びます。基礎断熱することが必須で、間仕切りは最小限にして各部屋は引き戸で仕切ります。この家は薪ストーブがありますが、薪ストーブがなくても床下エアコンだけでも十分機能します。


敷地面積 :77.49㎡(23.4坪)
建築面積 :42.02㎡(12.7坪)
二階床面積:38.23㎡(11.5坪)
一階床面積:36.77㎡(11.1坪)
延床面積 :75.00㎡(22.7坪)

木々設計室 一級建築士事務所/松原正明・樋口あや